コロナ禍の花粉の季節「海外にも花粉症ってあるの?」

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海外の花粉症対策

春に向けて花粉が舞う季節がやってきます。今年はコロナ禍のため、「目の粘膜からコロナに感染するのを避けるため、目をこすりたくない」「くしゃみで周りに迷惑をかけたくない」という理由で、早々と病院に花粉症の薬をもらいに行く方が多いようです。

この時期、花粉症の方はくしゃみや鼻水、目のかゆみなどに悩まされますが、海外旅行で「海外では花粉症がでなかった!」という経験をされた方、いらっしゃいませんか?しかしながら、実は海外でも花粉症はあるんです。英語では「Hey Fever」や、「Pollen Allergy」と言います。

海外旅行中や短期留学中は花粉症を発症しなくても、2、3年現地で生活すると発症する方も多いんだそうです。日本ではマスクや専用メガネを着用したり、洗濯物を部屋干ししたりして対処していますよね。海外ではどんな風に花粉の季節を乗り越えているのでしょうか?

花粉症はいつ発症するかわかりません。留学直前に突然発症してしまう可能性も。。。今日は各国の対処方法を勉強して、留学を控えている方は事前に準備をしておきましょう!

  • 1.アメリカ ~ 車社会で外に出ず?!

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  • アメリカでは州や植物によって異なりますが、一般的な花粉症の時期としては、3月~夏前までで、オオバコ、ドクムギ、ヒロハノウシノケグサ、ニレ、ウォルナッツなどが主要の花粉です。

    何かとよくを飲むアメリカ人。花粉症の場合、病院には行かず、症状が出たらすぐ市販の薬を飲んで症状を抑えるというのが一般的です。また、サプリメントなども活用し、内側からアレルギー反応を起こさない体にしようとする傾向も。

    でも、アメリカでは花粉症に対する注目度がそこまで大きくありません。理由のひとつに、基本的に車移動なので、外に出ている時間が非常に短くなります。多くの方が、仕事先と家の往復で車を使うので、外気に触れる機会が非常に少なくなっているということも考えられます。

  • 2.イギリス  ~ツラくてもカッコよさを貫く紳士と淑女

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  • イギリスでは、春になると花々が一度に咲き乱れるので、薬局の店頭にアンチヒスタミン剤のAllergy Reliefが置かれます。Non-drowsyという眠くなりにくいタイプなどもあり、10mg朝飲むと1日効果があります。

    最初に薬局の薬剤師さんに相談して様子を見ますが、症状がひどい場合は次に自分のかかりつけのGP(General Practitioner:町の診療所)に相談します。程度に合わせて、より効果の高い薬や専門の目薬を処方してもらえます。目が開けられない、呼吸に大きな支障があるなど、場合によっては専門医の先生(耳鼻科、眼科など症状によります)に診てもらうこともあります。

    日本同様、天気予報の際にPollen Map(花粉マップ)も出されます。いつもなら花粉用メガネや花粉用マスクは全く興味がないイギリス人。生粋の紳士と淑女にはこれらのアイテムはクールに映らないのでしょう。でもコロナ禍の花粉時期は、かっこよさより感染対策!マスク着用は必須ですね。

    3.ニュージーランド ~ファームが多い国ならでは

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ニュージーランドの場合、専門病院にすぐ行くわけではなく、まずGeneral Practitioner(町の診療所)にかかり、そこでドクターが専門家の診断が必要と判断された場合にのみ病院にかかります。まず花粉症ぐらいでは専門病院には紹介してもらえないし、花粉症で医者にかかる人もいません。日本のように何の植物に対してアレルギーがあるかなど特定して調べる習慣もなく「花粉症は花粉症」、というざっくり感!

Hay fever というだけに、12月から2月のHay(牧草)を作る季節になるとあちこちのファームで草刈りが始まるので、その草の花粉や種などが空気中に蔓延して花粉症を発症する人が多いそう。これも特定の草というわけではなくいわゆる雑草全般です。

対処法としては、コロナ禍でなければ、マスクはせずに抗ヒスタミン剤を飲んだり、鼻にスプレーしたりするくらい。そんなに大騒ぎする人はいません。ニュージーランドではアレルギーが出ているときは乳製品を控えた方が良いと考える人も多く、ミルク、チーズ、ヨーグルトなどはこの時期控える人もいます。

4.オーストラリア ~花粉の種類が日本よりも多い国 

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日本ではミモザと呼ばれているWattle(ワトル)という黄色い花(オーストラリアの国花)を含めてたくさんの植物が生息するオーストラリア。日本では花粉症ではなかった留学生が、オーストラリアで発症するパターンも少なくありません。

オーストラリアの中で一番花粉症が多い街はアデレード(豪州クリネックス社調べ)。その他、特に南オーストラリアの地域は花粉が多いんだそう。日本と逆の季節のため、時期的には7月、8月から1月くらいまで。

対処法は薬を飲んだり、鼻スプレーをしたり、目薬を差したりというのは一般的ですが、それにプラスしてオーガニック製のルイボスティーを飲む、ティーツリーオイルをハンカチに含ませて数回鼻から吸うなど、オーストラリア流の自然派対処法を試す方も多くいます。自分に合ったものが見つかるといいですね。


いかがでしたか?
旅行や留学に行けるようになった暁には、花粉対策を練っていくのがおすすめです。

出発前はさまざまな準備が必要です。ビザ申請、語学のブラッシュアップ、日本のことを勉強する、自炊の練習などなど。
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