オーストラリア・クイーンズランド州視察レポート

3年ぶりの海外視察で嬉しい半面心配なことも…


ビジネスミーティングの様子2022年7月、東京本社の松岡がオーストラリア・クイーンズランド州の『Queensland Education Experience』という視察ツアーに参加しました。

この企画はクイーンズランド州の『STUDY QUEENSLAND』、『TRADE+INVESTMENT QUEENSLAND』、『Queensland Government』という3団体が連携してクイーンズランド州を盛り上げ、より多くの人に魅力を知ってもらおうという目的のもと実現しました。

ツアーにはクイーンズランド州の代表+合計8か国から選出された留学エージェント27名が参加。ウインテックとしても新型コロナウイルスの影響により海外視察は約3年ぶりだったのでとても楽しみ!

しかしその一方でオーストラリアを出国する前にPCR検査で陰性が出ないと帰国できないかも…という状況だったため、最後まで気の抜けないツアーとなりました。

いざ出発!私たちが選んだのは


今回のツアーは参加エージェントが3つのグループに分かれてクイーンズランド州の主要都市を訪れます。選択肢はケアンズ、ブリスベン、ゴールドコーストという3都市にタウンズビル、サンシャインコースト、トゥーウンバという穴場エリア加えた6ヵ所。私たちはブリスベン、サンシャインコーストへの視察をリクエストしました。

日本-クイーンズランド州への直行便はケアンズ空港行きのみ(2022年7月現在)という運行状況だったため、ブリスベンに滞在予定の私はニューサウスウェールズ州のシドニー経由でブリスベン空港に向かうことに。(久々の飛行機にワクワク!!)

シドニーに到着したらまずは入国審査を行います。日本国籍を保有している場合、『SmartGate』と呼ばれるサービスが利用できます。

  1. ①端末でパスポートスキャン&個人情報入力
  2. ②出力されたレシートを持って自動ゲートへ
  3. ③荷物を受け取る
  4. ④関税
  5.  

といった形で手続きはとてもスムーズに行えました!

入国審査を終えるとブリスベン空港に向かうため、国際線ターミナル↔国内線ターミナルの無料シャトルバスを利用しました。時間は決まっておらずランダムに来る(一応10分間隔らしい)ので急いでいる場合は有料(メッチャ高い!!1駅で約700円)のエアポートリンクという電車の方が確実です。

国内線ターミナルに到着後、再度荷物を預けようと端末に情報を入れたところ、3人中2人しか正常にラベルが出てこず長蛇の列に並ぶハメに・・・。フライト時間までギリギリになってしまったため優先して対応して頂きましたが、まさかの国内線ディレイとなり急いだのにコーヒーを飲める余裕が・・・。(これも海外あるある)

  • 関連リンク
  • SmartGate

学生の街ブリスベン


街中はほぼコロナ前と変わらず、マスクしている人は全然いませんでした。(私たちのグループはマスク着用者が多かったのでかなり目立ちました)マーケットや屋台も普通に営業しており、バスも沢山走っているので生活する上で不便を感じることはなさそうです。

ただオーストラリアでは一般的なのですが、平日はコロナ関係無く、とにかくお店が閉まるのが早いです。。金曜日以外は16時まで、金曜日だけ21時までオープンしているという極端な感じです。

ブリスベンは何でも揃って治安も良く、都会と自然が程良く融合しています。市内には多くの大学や専門学校が軒を連ねているため、将来的に進学を考えている方や、アカデミックな雰囲気の中で勉強したいという方にはかなり良い環境だと感じました。

人口増加が進むサンシャインコースト


ブリスベンでの視察を終え、次に訪れたのは車で約90分のサンシャインコースト。ここはとにかく海が綺麗!!そして実際に訪れてみて驚いたのがかなり都市開発が進んでいるということ。

サンシャインコーストは2032年のブリスベン五輪でオープンウォータースイミングの会場に決定していることから、宿泊施設や商業施設の建設ラッシュが続いています。 また新型コロナウイルスの影響によりテレワークが進んだことから少しオシャレなビーチタウンに住もう!!と考える方が増えたことで人口増加に繋がっているそうです。

そのような背景から現在は需要に対して住居が足りない状態が続いているため、学生さん達からは家賃が高いという声もチラホラ…。けれどそれに匹敵するだけのお給料がもらえるアルバイトも充実しているので、家賃が高いからといって他の都市へ引っ越したいという方はあまりいないみたいです。

ワーホリ向けの求人も沢山あるそうなので、アジア人同士の競争率が高い都市部でひたすら履歴書配りをするよりも簡単に仕事が見つけることができるかも知れません。人が優しくて海が綺麗、日本人留学生が少ない街を希望される生徒さんにはかなりおススメです。(イケメンサーファー・美女多数です!!)

ビジネスミーティングの様子


クイーンズランド大学で開催されたビジネスミーティングには語学学校や専門学校、大学などの教育機関が参加しプレゼンテーションを行いました。特に繋がりの深いLexis Englishのワカコさんにお会いできたので、今の状況を詳しく聞いてみることに。

国籍比率はキャンパスにもよりますが、今はスイス・トルコ・ブラジルの生徒さんが多く、日本の生徒さんはこれから増えて行く予定とのこと。ただし2022年はすでにブリスベン、シドニーマンリー、パース校は定員に達する予定のため新規の受け入れは難しいようです… (皆さん本当にオーストラリアが開くの待っていたんですね!!)

知る人ぞ知る高級リゾート地であるヌーサ校はというと…このミーティングの前日に再オープンしたばかりということもあり生徒さんはまだ8人しかいないそうです。再オープンを機に最大収容人数160人の新キャンパスに移転しましたが、これまで使用していた校舎は3~4年後にリノベーションし、学校の上にレジデンスも併設予定なんだとか。

語学コースのほか、ビジネスや美容などの専門コースも提供しているLexisでは美容系のコースはすでに対面で行われており、 実習先も問題なく見つかっているそうです。その他のコースはまだオンラインですが、年内には対面に戻せるように調整中とのことでした。

大学の芝生の上で目撃したのは…


今回の視察ではさまざまな教育機関を訪れましたが一番衝撃を受けたのはサンシャインコースト大学(University of Sunshine Coast)での出来事。

なんと…キャンパスの芝生で野生のカンガルーが日向ぼっこしていました。

この大学はサンシャインコースト市の人口増加に伴い設立された比較的新しい大学で、特に動物生態学(Animal Ecology)という分野に力をおり、野生動物の保護や地球温暖化が動物に与える影響などについて日々研究を続けているそうです。そんな背景もあり、大学キャンパス内にカンガルーが住んでいるようです。この日はカンガルー以外にもコアラやヘビなどの動物も連れてきてくれました。

他にもITや看護学科の就職率が高く、更にアスリート育成にも取り組んでいるため現役オリンピアンも在籍しているとてもユニークな大学です。

視察を終えて…


帰国時のPCR検査結果も陰性となり、無事に帰国することができました。

今回の視察は訪問先が盛り沢山で連日ハードスケジュールでしたが、 オーストラリアの文化に触れたり、現地の学生さんとお話するなど…久しぶりに貴重な経験をさせてもらい本当に楽しかったです!! 一緒に参加した色々な国のエージェントさんとの交流を通し、国民性によって留学先の希望エリアや求めているものが違ったりと、興味深いお話しを聞くことできました。

クイーンズランド州は温暖で住んでいる人々はみんな大らかで優しい人ばかり。更に時差も1時間で日本からも一番近い州といいところばかりです。はじめての留学ならオーストラリア・クイーンズランド州をおすすめします!

ギャラリー


本文ではご紹介しきれなかった訪問先を一挙ご紹介します!気になる学校や施設がありましたらお気軽にお問い合わせください。

  • クイーンズランド大学(The University of Queensland)

  • ケルビングローブステートカレッジ(Kelvin Grove State College)

  • レクシス イングリッシュ(Lexis English)

  • ブラウンズ イングリッシュランゲージ(Browns English Language)

  • スチューデントワン レジデンス(Student One Residence)

  • スケープスチューデント アコモデーションScape Student Accommodation)

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