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新型コロナウイルスにより留学生活はどう変わる？【カナダ編】
（2020年10月16日追記）学生ビザでの留学生受け入れ再開が発表されました。
詳しくはこちら➡10月20日よりカナダへの留学生の入国規制が緩和
5月6日にカナダ最大の都市トロント（オンタリオ州）と、留学先としても人気の高いバンクーバー（ブリティッシュコロンビア州）にて経済活動を段階的に再開することが発表されてから1ヵ月。新規感染者は日々発生はしているものの低い水準を維持しており、関連死が発生しない日も続くようになりつつあります。日本国内においても新型コロナの影響で一部業務を休止していたカナダビザ申請センターの業務が6月8日より一部再開されるなど、新たに留学生を受け入れるための準備が始まっています。
では、この前例のない緊急事態に対して、多くの留学生を受け入れる語学学校はどのような感染症対策を講じているのでしょうか。この2大都市にキャンパスを持ち、ハイシーズンには毎年入学待ちが発生するカナダNo.1人気スクールを例にご紹介していきます。
語学学校の様子-ILAC（アイラック）–
豊富な国籍比率や細分化されたクラス分けが評判を呼び、常時2,000名以上の留学生が在籍する ILAC（アイラック）も、新型コロナウイルスの流行以降はホームステイ先や学生寮で受講するバーチャルクラス（ILAC KISS）に移行していましたが、7月6日より対面授業が再開されることが正式に発表されました。
とはいえ、これまでの学校運営では生徒同士のソーシャルディスタンスを確保し、感染リスクを抑えることは難しいため、校内の至る所で新たな対策を講じています。
ILACの新型コロナウイルス感染防止策
約3名～4名の学生で使用する教室
自由に使用できるハンドサニタイザー（除菌スプレー）
飛沫防止ボードが設置されたフロントデスク
校内に入る際にはマスク着用が義務付けられ、スタッフが体温チェックを行います。
在校生への対応
感染者数の推移に注視しながら徐々に対面クラスに移行していきますが、当面のあいだ対面クラスは週2回程度を予定しており、しばらくはバーチャルクラスと対面クラスを組み合わせての受講となります。ただ公共交通機関を使うことに不安を感じている生徒さんに関しては全てバーチャルクラスで受講することも可能です。
新入生への対応
14日間の自己隔離後、対面クラスに参加することができます。ILACでは『14日隔離プラン』と称して、隔離ができるホームステイ、レジデンス、ホテル、滞在先までの空港送迎のプランを提供しています。
6月20日現在、カナダのワーキングホリデーについては， Port of Entry Letter of Introduction取得済み， かつすでに雇い主が決まっている場合のみカナダ入国が認められています。
参照：https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/coronavirus-covid19/iec.html（英語）
14日間隔離プラン※高校卒業以上の方対象
-
- ■ホームステイ
3食付き、1人で使用ができるバスルーム付き
- ■レジデンス
食事は付きませんので、Uber Eats等利用しご自身でお手配いただきます。
料金や空き状況につきましてはお問い合わせください。
- ■空港ホテル
食事付きプランのご用意もございます。
提供できるファミリーやレジデンスに限りがございますので、ご希望の方はお問い合わせください。
ILACの自己隔離プランの動画（英語）
まとめ
このように多くの語学学校では徹底した予防策を施しています。クラスの細分化に関しては会話の機会が増えることは留学生にとってはメリットと言えるでしょう。しかしながらその分先生の人数も増えるため、語学学校としては授業の品質維持が今後の課題となりそうです。
7月15日よりマルタ共和国がコロナ関連の規制を完全撤廃すると発表したことで、これから徐々に外国人の入国を許可する国が増えていくことが期待されます。現在留学を検討中の方はいざ国が開いた時にアタフタしないよう、情報収集に努めしっかりと準備を進めておきましょう。
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